社長あいさつ

「ひとつの物に宿る
多くの想い」

わたしたちマルソーグループは、地域とともに歩み、発展してきました。

大正2年(1913年)に初代・渡邉寅次によって創業された渡邉運送部は、養蚕、農業、林業、牛馬商の傍らで、地域の人々にそれらを届ける目的で始まりました。扱っていた馬を使った馬車で、依頼があればどんなものでも運びました。そして二代目・喜一郎の時代には、運送から物流へと理念が発展します。これは、ただ物を運ぶことを目的とするのではなく、運送が産業として社会基盤となることをいち早く予期していたからです。会社は地域と共にあり、お互いが良い関係を築きながら発展します。マルソーはこのすべての基本となる考えを大切にしています。

また、創業当初から掲げているマルソーの「惣」の字は、物を心に載せて運ぶという、物心両面を重視する姿勢の表れです。お客様の想いがこもった大切な物を運び、無事にお届けすること。その一つ一つの積み重ねがわたしたちの誇りとなります。マルソーの物流は、社会基盤を維持する責任、大切な物を運ぶ細心、この2つを常に意識し、理念を受け継いでいます。

近年、物流業界の動きがますます早くなっています。お客様のご要望どおりに「運ぶ」ことはもちろんですが、その「質」が問われる時代です。当社が展開している「3PL=サード・パーティー・ロジスティクス」事業は、複雑な物流システムを統合、効率化いたします。物流の波動、波の大きさを抑えながら、多様な商品の荷受け、管理、保管、出荷、配送を一括してコンサルティングすることにより、業務や設備を合理化し、時間とコストを削減します。ただ「届ける」ことから「大切に届ける」、そして「合理的に届ける」ことへ。わたしたちマルソーはこれからも物流の未来を担っていきたいと考えています。

一方で、地域のニーズにお応えするサービスについても、企業にとって大切と考えます。マルソーは運送業や旅客タクシーを中心に、保育園の運営管理を展開しています。地域の方のご要望やお困りのことにできる限りお応えするのが、末永く愛される企業の条件だと思います。これまでも大災害の時は、どこよりも早くどこよりも力強くお手伝いすることを精一杯に考えてまいりました。このことを社員とともにこれからも実践していきます。

マルソー株式会社は2014年に創業101年、創立60周年を迎えました。これまで地域と歩んできた100年の積み重ねを大切にしながら、次の100年も進んでいきます。100年後、「マルソーがあって良かった」「マルソーは頼れるな」と言われる企業となるよう、社員一同、地元三条に、新潟県に、全国に貢献していきたいと考えています。

代表取締役社長 渡邉 雅之

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